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【大学生必見】経験者は語る会 Vol5 参加レポート

2月6日木曜日、八王子のエイビットスクエアで行われた「経験者は語る会」に参加してきました。特に印象に残ったことをご報告させて頂きたいと思います。

まず、講演者の方々は、皆さんそれぞれの分野でご活躍されていて、障がい者の自立支援をしている人、女性の社会復帰を支援している人、5分100円で家事代行をしている人、落語家に弟子入りしている司法書士の先生。こんなにフィールドの違う人たちですが、いくつか同じようなことを話されていました。

一番印象に残ったことは、「自分の力だけではどうしようもないこともある」ということ。「社会との接点」と表現された方もいました。頭ではわかっていても、なかなか実行できていない私は、講演会のあとの懇親会で自分でお酒をつごうとする始末。「そんなことをしては偉くなれないよ」と諭されてしまいました。
仕事の現場においては、「仕事をふる」「得意な人に任せる」ことだと他の方もおっしゃっていました。組織の中で誰かの上に立つ人にとって、とても大事なことだと思います。感心すると同時に、自分も何か一つ「これだけは絶対に負けない」というものを一つずつ作っていきたいと思いました。

二つ目は、ただ単に諦めないだけではダメだということ。大切なのは、
「本気になった上で」諦めないことだそうです。今まで何度も「諦めるな」と言われたり、言ったりしてきましたが、初めて聞く言葉でした。

世の中で成功している人にとっては当たり前のことかもしれません。ただ私のような普通の大学生は気付くことができません。このイベントでは講演者の方々が経験のない大学生に対して、経験や経験の大切さを教えて頂けます。

大学生にあって、社会人にないもの、それが経験です。様々な講演を聞くことで、色々な刺激を受けることができます。それは「静」から「動」へ、行動して経験する方へ、自分を動かしてくれるような気がします。

もちろん専門的な話を聞くことができるというメリットもあります。先日は、「地域活性化」とは特別なことではなく、当たり前のこと、縁する人々が笑顔になるように、相手の目線で、真剣に考えることで社会を面白くすることだ、と話して頂きました。

経験者は語る会に参加すると、何かしようという気持ちになります。その理由は経験者から「熱意」を感じることができるからです。こんなに熱い思いを持っている人には、自分から会おうとしない限り、簡単には会えないと思います。

そう考えるとやはり、人との繋がり、熱い思いを持った人との出会いが、人生を面白くするような気がしてきます。

皆さんもぜひ参加してみてはいかがでしょうか。

writer profile

平野 雅之 / Hirano Masayuki このライターの記事一覧を見る 東京都八王子市生まれ。家業である(株)日商平野の5代目として3歳のときからレジ打ちをするなど、商売人としての素地を見せた。大学卒業後、通信会社大手のレカム(株)に入社。営業職で多くの実績を挙げる。28歳で家業の(株)日商平野に入社。2008年、代表取締役社長に就任。現在に至る。大学在学時にはバックパッカーとして45ヶ国を放浪したこともあり、持ち前の行動力と実践力を経営にも活かしている。