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『自己肯定感』って、何?

最近、メディアでよく使われるようになっている「自己肯定感」という言葉。
皆さんも一度は聞いたことがあるのではないでしょうか?
特に就活生の皆さんは、自己分析の際に「自己肯定感」という言葉を目にすることがあると思います。

自己肯定感って何?

この「自己肯定感」って、どういうことなのでしょうか?

weblioによると、

 自分のあり方を積極的に評価できる感情、自らの価値や存在意義を肯定できる感情などを意味する語。 自己否定の感情と対をなす感情とされる。

と書いてありました。

つまり、
自分自身の存在を、自分の長所も短所も含めて受け入れること。
自分自身をまるごと受け入れて、自分自身を愛する感覚。

それが自己肯定感なのです。
自分の短所も含めて、まるっと受け入れるところがポイントです。

自己肯定感ってどうして大切なの?

この「自己肯定感」ってやつは、どうして重要なのでしょうか?

それは、仕事や人間関係などの様々な面において、自己肯定感の有無や高低が影響を及ぼすということがわかってきたため、だそうです。

自己肯定感が低い人の場合、

  • 自分自身に自信が持てず、自分の言動に不安を覚える
  • 褒められても、素直に喜べなかったり、嫌味だと感じてしまう
  • ちょっと指摘されると深く落ち込んでしまったり、「自分はダメな人間だ」と思ってしまう

などなど……、生きづらい気持ちを抱えてしまうのです。

また、「自分の価値を高いと認めて欲しい」という欲求から、自慢話や他人の批判をする、という行動パターンもよく見られるそう。

ちょっとドキッとした人、いませんか?
私もこの自己肯定感が低い人の行動パターンや特徴を調べていて、「あー、昔はこうだったなあ…」と思うことが多々ありました。

自己肯定感を高める方法って何?

この「自己肯定感」という言葉が知られるようになってから、自分の自己肯定感の低さを改善しようとする人が増えてきました。
Googleの検索フォームに『自己肯定感』と入れると、『自己肯定感 高める方法』『自己肯定感 低い』というワードが出てくるあたり、その流れがわかりますね。

自己肯定感は、育てられ方が強く影響すると言われています。
幼少期の家族や友人、特に母親から無条件にたくさんの愛を注がれたかどうか、が最も自己肯定感に影響するのだとか。

では、大人になってからじゃ改善できないのでしょうか。
両親も家庭環境も選べないのに、幼少期の愛情の注がれ方で一生の自己肯定感の高低が決まってしまうなんて、ひどいことですよね。

私も今まで、自己肯定感が低いな、と思うことが多々ありました。
特に大学2年生頃までは、自己肯定感が低く、生きにくいなあという感情を抱えていました。
怒られたり、落ち込んだりするようなことがあると、「自分なんか存在しなきゃいいのに」と思うことが頻繁にあって、苦しい毎日を過ごすことも。(今では笑ってしまいますが…)

でも、今では割と自己肯定感が高くなり、あまり悩みを抱えることもなくなりました。
そして、大学2年生の自分よりもとても生きやすくなりました(笑)

では、私がどのような方法で自己肯定感を高めたのかというと……

目的意識を持つ

私は大学2年生の頃まで、何の夢も目標もなく、毎日ただただ過ごしているだけの人間でした。

今もぐだぐだしてるでしょ、って思われるかもしれませんが(笑)、
現在は「近い将来、こうありたい自分」になるという”目的”を持って、毎日勉強しています。

何かしら遂げたい目的があると、「過去」にこだわっていられなくなります。
「今」やるしかないから。「過去」をぐだぐだ言ってもしょうがないから。
今の私は「未来」しか見えていません。

このように、目的意識を持つことが自己肯定感を高めるために重要だそうです。

「無条件に愛を注いでくれる存在」を信じる

自己肯定感の低い人は、子どもの頃「条件付きでしか褒められなかった」という人が多いそう。

私も親には条件付きで褒められることが多く、
高校生の頃は「親はこういう自分を求めているからそうしよう」「こういう自分じゃないと認めてくれない」という気持ちを抱いていました。

ただ、親や家族以外にも無条件に愛を注いでくれる人は、います。
私にとって無条件に愛を注いでくれる存在は恋人ですが、友達だったり先輩だったり後輩だったり…と様々な場合があるでしょう。

ひどいことを言いますが(笑)、自己肯定感が低い頃の私は、恋人=ステータス でした。恋人がいるというだけで、自分の価値が高まる気がしていたんです。

お互いが強みも弱みも全部晒して、お互いが支え合える。無条件に愛情を与え合う。
そんな人が見つかってから、私は自己肯定感が高くなったと思います。

親に無条件の愛情を与えられなかったから自己肯定感が低いんだ…と思っている方は、少し周りの人に目を向けてみてください。
もしかしたら、その悩みを解消してくれる人は近くにいるかもしれません。

まとめ

自己肯定感について、お分りいただけたでしょうか。

私は新大学4年生で、就活真っ只中です。
そんな中で、周りが「自己肯定感」という言葉を使うようになり、気になって調べてみたところ、とても面白かったので記事にしました(笑)

記事を書きながら思ったことは、自己肯定感が低かった高校生の頃は、とても生きづらかったなあということ。
そして、自己肯定感を高めるきっかけとなった ”人” や ”もの” や ”出会い” に感謝の気持ちを抱きました。

自己肯定感や承認欲求についてはまだまだ思うところがあるので、また今度記事にしたいと思います!笑
それでは( ´ ▽ ` )ノ

writer profile

荻原 優衣 / yuiogiwara このライターの記事一覧を見る 中央大学法学部政治学科3年生。3年生の初めまでは毎日目標もなく過ごしていたが、ある日エンジニアになりたいと思い、現在ではプログラミングを勉強中。将来はフリーのエンジニア兼ライターになることが夢。生きがいはディズニーに行くこと、ライブで暴れることです。