【学生のボヤキ】コミュニケーションってなんだろう
こんにちは。
植松です(*’ω’*)
コミュニケーションってなんなんですかね。
確か英語の授業で「意思疎通」って訳した気がしたけど、実際にはどうなんですかねえ・・・って話。
自分がうまく伝えられたらオッケー?そんなことないですよね。
今日は、ちょっと日にち的には昔になるのですが、Leadersの嶋津さんのセミナーを聞いてきたので、その話をしたいと思います。
リーダーとして、コミュニケーションをどのようにとっていったらいいか。
キーワードは
- リーダー
- チーム
- アウトプットを前提としたインプット
- 結局「人」
●嶋津さんについて
第一印象は、明るくて爽やか。一度八王子にお呼びしたことがあるみたいなのですが、学生の自分がお迎えに行っても優しく接してくれていい人でした。集合時間の30分前に念のため行っていたのですが、嶋津さんも30分前に到着というびっくりの速さ。プロ意識を感じます。 かっこいい。
●無意識の判断
一つゲームをしてみましょう。 ゲームといっても簡単です。ただ、じゃんけんをしてみてください。
ただ、幾つかだけルールを
①じゃんけんは二人で(できれば)
②どちらかが、じゃんけんに負ける
③10回勝負でどれだけ相手に負けれらるか
こんな感じ。近くにいる人とやってみてください。 ちなみに自分もペアを組んで挑戦。どうだったと思います? 7勝3敗w(本当は0勝10敗が正しい)
では、ここで問題定義を。
- 負ける条件が揃っているのに、何でじゃんけんで勝ってしまうのか
先に結論から言うと、学びや言葉には思い込みがあり、無意識に判断して行動してしまうために、無意識に成果に反映されてしまうことが多々ある、ということです。 じゃんけん一つみても、奥深いですね。 さて、ではどのようにしたらこのようなことを防げるでしょうか。 答えは簡単。コミュニケーションです。
●言葉が現実を作る
例を挙げます。 今日のお昼ご飯はカレーがいいなあ・・・絶対にカレーにしよう。 そうやって意気込んでいた同僚のAさん。 でも注文の時になぜか牛丼を注文していた。 当然Aさんのもとに届くのは「牛丼」。だって頼んだんだもん。 こういうことです。言葉が現実を作るって。 じゃあ、これ味方につけたほうが良くないですか? つける方法、以下にありますよ・・・
●人は言葉を食べて成長する
人は一日にどれだけ意思決定をしていると思いますか?
ちょっと考えてみて下さい。
・・・
答え発表していいですか?
もう少しかな?
はいしつこいですね。
答えは約『6万回』だそうです。例えば、朝起きようかもう一回寝ようか、という選択から始まって、靴下をどっちから履くかとかそういう細々としたものまで含みます。
さて、さっき言葉が現実を作るという話をしました。これは、私たちの発した言葉が実態となっているということでした。ということは私たちは、言葉によって具体化された、具現化されたものを食べているわけで、言葉を食べて生きているということができるわけです。
例えば、今日の朝、バナナを食べました。というケースがあったとします。これは確かに食べたのはバナナそのものなのですが、私たちがバナナという名前を付けたからこそ、バナナを食べていることになっているわけで、これはオレンジだったらバナナにはならない訳ですよ。
わかりますかね…(笑)
なので、言葉が物事を作っているということを自覚しないといけないんです。
例えば、何処に万馬券が落ちているかってわかりませんよね?確率は0じゃないはずです。でも、それって、日常から意識していないと拾えないですよね。
そういうことです。日常から意識してみていること、考えていること、そういうことじゃないと人間というものはわからないし、気が付かないものなのです。
●あるエピソード
あるところに社長がいました。その人は一回会社に勤め、その中でつくった仲間たちと一緒に独立することを決心し、自分の会社をその仲間たちと一緒に作りました。
最初は社長は会社の基盤整備に奔走し、「自分は会社の基盤を整備する。」「社員は営業を初め、稼ぐことに集中してくれ」というような方針でした。
社長はこれが全体として浸透していると信じ、会社の基盤作りに奔走しました。
しかし、事態は変わります。
あるとき社員から呼び出されたのです。
嫌な予感がしました。
行ってみると、社員が勢ぞろい。要求というか、不満を社長本人に話したそうです。
「なんで社長は会社のデスクで電話しかしていないんですか?」
要するに、社長に対しての不信感が募っている、そして、「社長にも一緒に汗をかいてほしい」ということでした。
社長自身は社員にきちんと伝えたつもり。でも社員にとっては全く伝わってなかったのです。
それ以降、社員の不信感を受け止めて、午前中から営業周りをし、夕方から会社の整備をしたそうです。
結果うまく回り、今まで続いてきているそうです。
●コミュニケーション
こういうことって、実はありふれていて、結構の人が同じような経験をしているのではないでしょうか。
ここで大切なのは、
「伝えるコミュニケーション」ではなくて、「伝わるコミュニケーション」をすることが大切だということです。
さっきの例は、伝えるコミュニケーションしかしなかった典型的な例です。
また、分かり合えることを前提としないことも重要です。
リーダーとチームのメンバーは絶対に見ている景色は違います。
船をこいでいる下っ端と、望遠鏡で遠くの島を見ている船長のように。
この違いを始めから認識して、相手にわかってもらえるような、相手と一致するようなコミュニケーションを意識的に心がけることが大切なのです。
●社長とは
人が燃える時
これは「がんばる理由が明確に自分に落ちているとき」です。
目的と目標を明確にして、手段、手順、行動理由をはっきりとさせていく
このプロセスと、これを共有していくことが大切です。
社長の役割とは、組織の最大化をリーダーシップをもって成し遂げることです。ここには人を動かす技術は必要ではなく、人が自ら動こうとする環境を社長自ら作ってあげる技術が必要です。
そして、この人についていきたい。この会社で働きたい。そう思ってもらえるような存在になっていく必要があります。
目を閉じて想像してみて下さい。
手のひらに自分の会社で売っているものを想像してみて下さい。
何が浮かんできますか?
商品そのものが浮かんでいるようではダメです。
ここでまた例を一つ。
オリエンタルランドでは何が想像で出てきたと思いますか?
正解は、「夢」「希望」「幸せ」「笑顔」
こんな感じだそうです。かなり身近な例に持って行くと
布団やさんだと、布団そのものではなくて、快眠だったり、きもちのいい朝だったり、そういうものです。
「もの作り」は「もの」の先を見据えてそれを想像できないといけない。
これが独自性であり、武器です。
そういったことを意識して考えるか、ただ何となくやるかでは雲泥の差ができます。
●最後に
社長にフォーカスを当てた話ですが、かなり参考になる点は多いのではないでしょうか。社長がこのような景色を見ているということを知って部下としてサポートするだけでも組織の全体としての生産性は全く変わって上がるでしょう。
また、社長に限らず、団体の代表だったり、ゼミ長だったり、そういった小さなくくりにも使えます。
コミュニケーションの本当の意味での大切さと、難しさを教えて頂きました。
植松 佑太 / yuta このライターの記事一覧を見る 中央大学法学部法律学科4年。学生団体pino代表。 法律の勉強を入学後2日でやめ、ALSAという国際インカレ学生団体に入会し様々な経験を積む。現在は学生でありながら社会人でもあるという自分を活かしながら新しい環境に行っては学んで実践している。自分を追い込みたい気質を持っていて、沢山のことを乾いたスポンジのように吸収中。