〔青梅市の姉妹都市〕ドイツのボッパルト旅行記
青梅市の姉妹都市であるドイツのボッパルト市。
わたは中学生の時友好親善使節団として派遣されました。その後もボッパルトから使節団がくるとウェルカムパーティーに参加し交流していて、今回はその友達に会いに行きました。
5年前にホームステイしたお家の子とはコブレンツという街にショッピングに行きました。久しぶりに会いましたが、大人っぽくなっていてびっくりしました。彼女は18歳です。見えないでしょ?お化粧品や、保湿クリームなどドイツのおしゃれを教えてくれました。
ドイツではキリスト教の風習があり、我慢7週間と呼ばれる期間に入る前に食べまくって飲みまくって踊り狂う、そんな期間に私は旅行に行きました。カーニバルでは街でパレードが行なわれます。音楽団がコスチュームを着た団体が歩いたり、テーマを持った大きな車が通ります。私たちもコスチュームを着て、街の両側を囲みました。「アロー」って叫ぶとお菓子やプレゼントをくれます。子供達が大騒ぎしていました。
ボッパルトのパレードはケルンなど大きな都市に比べたら小さいけれど、すごく素敵で新鮮でした。
若い人たちは夜船上パーティーをしました。中はクラブハウスのように飲んで騒いで踊って、言葉は通じないけど一緒に踊っているうちに仲良くなったり、楽しい時間を過ごしました。ドイツでは16歳からビールなどのお酒が飲めて、18歳になるとテキーラなどの強いお酒も全部飲むことができるようになります。日本人と違ってお酒がすごく強いです。
私はドイツでカーニバルを楽しみました。でも、それ以上に学んだことがたくさんあります。
ひとつは女性が働くことが当たり前だということ
「旦那さんになにかあったらどうするの?私だってやりたいことをやりたい。」
そういう考えを持っていて、私は素敵だと思いました。日本ではやっと女性の社会進出が認められてきました。バブルが崩壊して共働きの家庭も増えましたが、職業欄に「主婦」と書き込む人も少なくありません。
ふたつめはドイツ人は言いたいことを言うということ
食べたいか食べたくないか、やりたいかやりたくないか。なんでもいいや、大丈夫なんていうことはありません。どうしたいかが重要であるのです。だから、私には生活がものすごくシンプルに感じました。ものは使えればなんでもいい、やりたいことをやる、だからこそ厳しいのも現実ですが……。
最後にみんな私のことを知ろうとしてくれました。
英語も思うように使えない私ですが、電子辞書片手に一生懸命伝えたり、私もドイツ語を一生懸命学んで理解しました。たった一週間しか滞在できなかったけれど、本当に関わった友達みんなのことが大好きです。
ホームステイさせていただいたお家の家族に感謝したいと思います。ありがとうございました。
山下 明穂 / Yamashita Akiho このライターの記事一覧を見る 理系女子の現役大学生。