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第14回「経験者は語る会」レポート【vol.1】

14回目の「経験者は語る会」が八王子で開かれました!

経験者は語る会

この「経験者は語る会」とは、八王子で活躍されている経営者の方や社会人の方が、八王子の学生のために、自身の経験してきた「人生の生き様」を話してくださるイベントです。

毎回、異なるバックグラウンドを持った3人の社会人の方が登壇してくださり、講演とパネルディスカッションを行う、とても密度の濃い会なんですよ!
そんな「経験者は語る会」ですが、毎回たくさんの学生さんや社会人の方が参加してくださって、もう14回目になりました。
今回は、10月20日の「経験者は語る会」のレポートを、3回に渡ってお届けします!

逆転の発想の持ち主!保 清人さん

まず、1人目の登壇者、保 清人さんの講演をご紹介します!

経験者は語る会
保さんは、ランドスケープ・デザインという職業で海外でもご活躍されている方です。

※ランドスケープ・デザインとは、土地の持つ良さを活かし、都市空間、造園空間、建築群等を設計、構築する職業です。そろそろ国家資格にしよう、という動きもあるのだとか。

保さんは講演の最初に、私たちに”やりたいこと”はありますか?という問いかけをしました。
(私も問いかけをされたのですが、考えがまとまらずにしっかり話せませんでした…笑)

これを見ている皆さんも、”やりたいこと”はありますか?
ぜひ考えながら、読み進めてみてください。

「やりたくないことリスト」を作ると「やりたいこと」が見えてくる!

保さんは学生の頃、「やりたくないことリスト」を作りました。
日本にとどまりたくない、留学したいがお金はかけたくない…、など、

現実から逃避してリストを作ってみると、本当に自分が何になりたいのかわかってきたそうです。

その結果、自分は何がしたいのか、ということがわかり、
建築家からランドスケープへ職種チェンジをしたそうです。

「やりたいこと」や「やるべきこと」ではなく、「やりたくないこと」を書き出すという発想がとても新しいですよね!
確かに、何になりたいのか、と自分に問いかけるよりも、
何をやりたくないのか、ということを考える方が、思考がクリアになる気がします。

社会はやりたくないことで満ちている

経験者は語る会

”やりたくない、なりたくない”はこうありたい自分の表れ
この世という地獄=「社会」は自分だけでない故に、やりたくないことで満ちている。

これは、保さんのスライドに書いてあった言葉です。
将来の選択を迫られている私たち大学生にとって、とても突き刺さる言葉ではないでしょうか。

社会はやりたくないことで満ちている。
でも、自分のやりたくないことを明確にし、生き延びる手立てを考えることで、
これからどう生きよう、何をしよう、ということがわかる。

その結果、社会はやりたいで満ちている、ということを知ることができる。

と、保さんはお話ししてくださいました。

自分のやりたくないことを知ることは、本当にやりたいことを見つけるための手段になるのですね。
自分では思いついたこともない方法で、とても驚いたのと同時に、すっかり納得させられました。

保さんは、人生の選択を迫られた大学生時代だけではなく、
子供ができたり、ワークスタイルをどうしたいのか、など、自分のしたいことがわからなくなったときに、やりたくないことリストを作ってみるそうです。

社会人の皆さんにも、おすすめの方法なのですね。

 

 

お話してくださった保さん、ありがとうございました!

このレポートを読んでくださった皆さんも、ぜひ、やりたくないことリストを作ってみてください!

 

次回の「経験者は語る会」レポートは、2人目の登壇者の川崎 朱美さん、3人目の登壇者の石堂 清雅さんの講演のご紹介です!

writer profile

荻原 優衣 / yuiogiwara このライターの記事一覧を見る 中央大学法学部政治学科3年生。3年生の初めまでは毎日目標もなく過ごしていたが、ある日エンジニアになりたいと思い、現在ではプログラミングを勉強中。将来はフリーのエンジニア兼ライターになることが夢。生きがいはディズニーに行くこと、ライブで暴れることです。